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インタビュー file.02 北電総合設計株式会社
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再生可能エネルギー導入に関わる計画・設計

土木部 電源開発技術室 / 2003年入社

水理学の面白さに導かれた電力土木という道

高専・大学と土木工学を学んでいた私は、「水も計算ができる」という面白さに惹かれ、主に水理学系を専攻していました。叔父が建築関連の仕事をしていた影響で構造物の設計に興味を持っていた私に、大学の教授が教えてくれたのが、ダムを含む水路工作物や発電所基礎など大規模な土木構造物を建設する「電力土木」という分野です。学んできた知識を生かしながら、電気土木分野の設計にチャレンジしたいと思い、北電総合設計への入社を決めました。

様々な条件に応える最適設計を目指す

電源開発技術室の仕事は、水力発電所の新設や既設発電所のリプレース、火力発電所の水処理用の土木工作物の計画・設計などがメイン。私は主に水力発電所新設に関わる計画・設計業務を担当しています。計画・設計の仕事は、用地や法規制、地形・地質、既設構造物といった様々な制約の中で工程短縮や経済性が求められます。地質や環境、機械、電気、建築など他部門との連携も欠かせず、電気土木分野以外の知識も必要です。再生可能エネルギーの導入が推進される今、水力発電所の需要が全国規模で高まっています。官公庁や民間企業からの受注も増える中、試行錯誤を繰り返しながら、最適設計を目指して日々取り組んでいます。

北電総合設計の技術者ならではの強み

水力発電所の計画・設計から建設、運転開始までには数年単位の時間を要します。一般的なコンサルタントは設計以降に関わることは少ないですが、北電総合設計は計画・設計から始まり、北海道電力の担当者と共に現場で詳細設計を行いながら出来上がっていく過程を直接確認することができます。現地状況や施工状況を踏まえて設計の妥当性を確認することができるのは技術者として非常に貴重な経験です。これは北海道電力のグループ会社である北電総合設計ならではの強みだと思います。携わった発電所が運転開始をした際は感無量で、多忙ではありますがやりがいと達成感の強い仕事です。

再生可能エネルギーへの興味関心を活かす

脱炭素時代の今、再生可能エネルギーの導入は必然です。インターンシップで訪れた学生の皆さんからも、水力発電所の計画・設計に関わりたいという嬉しい声を聞く機会が多く、関心が高まっていることを肌で感じます。北電総合設計が設計・計画した道内の水力発電所は全体の約90%と実績も豊富。再生可能エネルギーに関わりたいと考える方にとっては最適な職場だと思います。再生可能エネルギー、そして発電設備関係を主とした総合建設コンサルタントに興味のある学生の皆さんと、将来ともに仕事をする日を楽しみにしています。