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インタビュー file.09 北電総合設計株式会社
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室内環境を整える機械設備設計

建築部 建築技術室 / 2019年入社

暮らしとインフラを支える建築

都市計画への関心から大学は建築学科に進学。私は在学中に図書館司書の資格を取るほどの大の図書館好きで、それが高じて多くの人が出入りする公共施設の設計にも強い興味を抱くようになっていました。就活時にゼミの先生にその思いを伝えたところ、病院建築が専門の先生だったこともり「インフラを支える企業は各地に建物を所有していて、社内に設計部門を有する場合がある」ということを教わり、建築は人が使うだけではなく、インフラを支えるためのものであることを再認識。エネルギーに関わる様々な構造物や、公共施設の計画・設計を手がけている北電総合設計に入社を決めました。

省エネや脱炭素に関わりの深い機械設備設計

私は建築技術室にて、建築物の機械設備設計を担当しています。機械設備設計とは、冷暖房や熱源、給排水衛生、空調などに関わる設計のことで、私は主に北海道電力の営業所や変電所といった関連施設の空調改修を担当しています。機械設備設計は室内の温熱環境を左右するため「暑い寒いなどの文句しか言われない分野」だと言われることもしばしばです。しかしながら、人間が建物内で快適に過ごすためには欠かせない仕事であり、近年は省エネルギーや脱炭素化にも関わりが深い分野でもあります。また、建築設計の中では新しい分野で、需要が高いものの、若手技術者が少なく、挑戦していくやりがいや将来性を感じる仕事です。

社内外からの学ぶ技術と知識

建築技術室内の機械設備設計者は現在、私一人です。そのため、技術的な相談は設計協力会社やメーカーさんに直接教わりながら進めていくことが多々あります。最新の空調システムはもちろん、既存建物の改修では現在使用されていない古いシステムに遭遇することもあり、新旧の知識が必要です。社内外の皆さんによる的確なアドバイスに支えられながら、技術と知識を身につけるために日々学んでいます。また、博物館の改修工事のフォローや、歴史的建造物の耐震改修工事に関わる衛生設備改修といった北海道電力関連施設以外の建築物や、最近は意匠設計の仕事にも携わる機会もあり、新鮮さとやりがいを感じています。

機械設備設計者として一人前になることを目標に

北電総合設計は、若手の意見をしっかりと聞いてくれる働きやすい会社です。仕事を進めていくうえでの不明な点や疑問に対しても、上司や先輩は時間をかけて丁寧に教えてくれます。当面の目標は、機械設備設計者として一人前になること。そして、いずれは省エネ改修の提案などもできるようになりたいです。就職活動中は一番将来のことを考えている時間。私自身、ゼミの手伝いや設計事務所でのアルバイトを通して設計の面白さを改めて実感するなど、校内外での経験も貴重でした。自由に使える貴重な期間でもあるので遊びも含めて様々な経験を積んでください。